以前から気になっていた宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」を読みました!
大きく本編に触れるつもりはありませんが、もしかしたらネタバレになっちゃうかもしれませんので未読の方はご注意ください🙇♀️
題材が「推し」であること
この本を読んで考えたのが、「題材は推しである必要があったのか?」ということです。
というのも、この作品を通して表現したかったものは「生きづらさを抱えている主人公と、その身近にいる人間との距離感」ではないかと私が受け取ったからでした。
主人公の「自分だけの宝物、拠り所」になるものが重要で、作者の方が一番最適だと考えたのが「推し」という存在だったのかなとは思います😌
そのため「推し活」を軸にした観点で読み進めていくと、共感できるイベントや描写もありつつ「それは推しとの向き合い方として大丈夫!?」とツッコミを入れたくなる部分もあります!😂
などと言いつつ、一番共感できた部分として主人公も「推しブログを書いている」という設定には思わずニヤリでしたね〜😏📝
読んでみて
全体の感想として、私は「読んで良かった」です!
というのも、読んだタイミングが竜太くんのBDイベントに落選したとき。自分自身、推し活との距離感をどうすればいいのか悩んでいるタイミングでした。
それこそ、まるでブログのように推しへの感情と行動を赤裸々に描いたこの作品は、私自身の推し活との向き合い方を見つめ直すいい刺激になったように思います😌
感情移入ができる場面が限られていたのも逆に客観的になれて良かったです!
何かしら推し活に悩んでいるときには刺激を与えてくれる一冊かもしれません📕